テーマ:和書

図版もカラーで美しいけど。

まさに美しいバラにはとげがある。どころか下手をするとこの場合命を落とす。 死を招くファッション 服飾とテクノロジーの危険な関係 - Alison Matthews David, 安部 恵子 というこちらの本。 主に19世紀から20世紀にかけて産業化や技術の発展でもたらされた華やかなファッションが死の危険と隣り合わせだったと…
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タイトルからして。

一種挑戦的というか、興味をそそる本。 幻覚剤は役に立つのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII-10) - マイケル・ポーラン, 宮﨑 真紀 というこちら。 原題は”How To Change Your Mind” なので、これだとちょっと伝わりにくいが、内容はずばり邦訳タイトルにある幻覚剤である。 とい…
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イギリス人みんな大好き。

ゴーストストーリーなゴシックファンタジーでもあり、動乱の時代を生き抜こうとする歴史冒険ファンタジーでもある。 影を呑んだ少女 - フランシス・ハーディング, 児玉 敦子 というこちら。 『嘘の木』『カッコーの歌』につぐ、フランシス・ハーディング邦訳3冊目。 原書は『嘘の木』の次の8作目にあたり、カーネギー賞やローカス賞の…
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今注目の。

中国SF短編集。 時のきざはし 現代中華SF傑作選 - 江波, 何夕, 糖匪, 昼温, 陸秋槎, 陳楸帆, 王晋康, 黄海, 梁清散, 凌晨, 双翅目, 韓松, 吴霜, 潘海天, 飛氘, 靚霊, 滕野, 立原 透耶 というこちら。 中国SFの短編集というと、ケン・リュウによるアンソロジーもあるが、こちらは日本の編者がチョイ…
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これは。

ベートーヴェン生誕250周年の変化球かな、と思ったけど、それだけにとどまらず面白かった。 ベートーヴェンの愛弟子: フェルディナント・リースの数奇なる運命 - かげはら 史帆 というこちらの本。 『ベートーヴェン捏造』(ちなみにこちら→https://niyari-orbit-catseye.at.webry.info/2…
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SF風味ファンタジーの。

ボーイ・ミーツ・ガール。 空のあらゆる鳥を (創元海外SF叢書) - チャーリー・ジェーン・アンダーズ, 市田 泉 というこちらの本。 アメリカの作家によるネビュラ賞・ローカス賞・クロフォード賞の三冠に輝いた長編小説。 ネタバレなしでさわりだけいくと、舞台は現代か少し先の未来。動物の言葉がわかる魔法使いの少女パトリシ…
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衝撃の。

アメリカの刑務所ビジネスの潜入ルポ。 アメリカン・プリズン 潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス - シェーン・バウアー, 満園 真木 というこちらの本。 日本でもコスト削減のためと称して公の事業の民営化や民間委託が進められていたりするのだが、アメリカでは服役囚のおよそ一割が民営刑務所に収容されているという。 その実態…
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ありがちなテーマなのに一味違う。

というこちら。 探偵コナン・ドイル (ハヤカワ・ミステリ) (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) - ブラッドリー・ハーパー, 府川 由美恵 ご存知シャーロック・ホームズシリーズの作者コナン・ドイルが切り裂きジャックを追う。 というと、ある意味でものすごく王道の組み合わせだし、私にとっては義務形ですが。 作者はアメリカの…
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いや、これ。

探偵と元軍艦の宇宙船って、どう見てもあれですね、ありがとうございます(笑)。 茶匠と探偵 - de Bodard,Aliette, ド・ボダール,アリエット, 豊, 大島 というこちら。 邦訳は初なのかな、アリエット・ド・ボダールによる、我々の世界とはちょっと違う歴史をたどって人類が宇宙に進出した「シュヤ宇宙」を舞台にした…
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ジャズと禁酒法時代の。

アメリカ法医学とニューヨーク監察医務局の礎を築いた二人の男の物語。 毒薬の手帖 ―クロロホルムからタリウムまで 捜査官はいかにして毒殺を見破ることができたのか― - デボラ・ブラム, 五十嵐加奈子 というこちらの本。 2010年のアガサ賞ノンフィクション部門にノミネートされたそうで、読み応え十分なのだけど、最初に一つだけ。…
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往時の雰囲気漂う。

インドが舞台のミステリ。 カルカッタの殺人 (ハヤカワ・ミステリ 1945) というこちら。 イギリス、というかインド系移民二世の作者による、デビュー作にしてCWAヒストリカルダガー賞受賞作。 一応ミステリなのであまりネタバレにならない程度に内容に軽く触れると。 舞台は1919年、第一次大戦後のイギリス領インドのカ…
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がっつり本格ミステリ風なのに。

ループで人格転移ものとか、盛りすぎ(褒め言葉)。 イヴリン嬢は七回殺される (文春e-book) というこちらの本。 コスタ賞最優秀新人賞だし、「このミス」にもランクインしているし、凝った設定とプロットで読ませるミステリ。 一応ミステリなのでネタバレしない程度にさくっと触れると。 舞台は英国の人里離れた場所に立つ荒…
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ならず者といっても。

この場合は画家ではなく画商たち。 ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか? というこちらの本。 現在「サザビーズ」の取締役を務め、「クリスティーズ」や画商の経験もあり、美術や美術業界についての著作も何冊もある作者が美術市場を作り出してきた画商という存在にスポットライトを当てた本。 ならず者(Rogu…
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一体何だ。

このタイトルは、と思ってしまう本。 爆発する歯、鼻から尿―奇妙でぞっとする医療の実話集 実は17~19世紀の医学論文で報告されている病気や怪我、治療法の事例集というから、えっ。歯が爆発して、鼻から尿? まあ19世紀以前の医学というと、とりあえず瀉血とか、水銀が薬だったりとか、古代ギリシャ以来の四気質と体液説というイメー…
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何度でも。

繰り返し伝えていかないといけない本。 アウシュヴィッツのタトゥー係 というこちらの本。 タイトルそのまま、アウシュヴィッツでは収容者に番号の刺青をしていたのだが(プリーモ・レーヴィの墓には名前じゃなくその番号が刻まれていると聞いたことがあるような)、そのタトゥーを入れる係になったユダヤ人青年ラリの実話に基づいたフィクション…
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これは。

突拍子もない事件と人間の強欲・身勝手さ、博物館の存在意義を描いたノンフィクション。 大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件―なぜ美しい羽は狙われたのか というこちらの本。 作者は米軍撤退後のイラクで米軍に協力したかどで迫害を受けていた通訳や医者らを助けるNPO活動に従事していたライターで、そのストレスからの息抜きにフライフィッ…
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これはなるほど。

「21世紀版ゴッドファーザー×魔術」で「優れた香港のギャング映画を想起させるような壮大なドラマ」(by ケン・リュウ)。 翡翠城市(ひすいじょうし) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5045) というこちらの本。 2018年の世界幻想文学大賞受賞で、ネビュラ賞、ローカス賞にもノミネートされたという。 舞台は香港を思わ…
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王道だけどひねりのきいたミステリ。

というこちら。 名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 王道というのは「密室に閉じ込められた探偵役とその他の人々と死体、犯人はこのなかにいる」という、吹雪の密室・嵐の山荘ものといおうか、ミステリではおなじみの設定だから。 本書の作者はこれがデビュー作のイギリス人だそうで、同じイギリスのアガサ・クリスティーを好き…
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そして。

ノーベルウィーク、文学賞は昨年セクハラや漏洩問題で中止になった分も一緒に2年分発表するということで、 昨年(2018年)の分はポーランドのオルガ・トカルチュクさんに、今年(2019年)の分はオーストリアのペーター・ハントケ氏に決定。 https://www.bbc.com/news/entertainment-art…
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これは奇妙な味わいの。

都市をめぐる奇想の掌編集。 方形の円 (偽説・都市生成論) (海外文学セレクション) というこちらの本。 作者のギョルゲ・ササルマンはルーマニア出身の作家で建築学校を卒業している。 そこから都市をめぐる物語というのが浮かんだのかもしれないが、実はこの本、書かれたのは70年代で、そのころのチャウシェスク政権下で検閲に引っか…
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控えめに言っても。

この厚さ、まさに鈍器では。 七つの殺人に関する簡潔な記録 というこちらの本。 ジャマイカの作家マーロン・ジェイムズによる、マン・ブッカー賞受賞作。 マン・ブッカー賞は英語圏の作品に与えられる最も権威ある賞で、少し前に国籍を問わなくなったので、旧イギリス植民地で英語圏のジャマイカも含まれる。でもジャマイカの作家としてはもち…
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文字どおり。

「黒」という色を着る歴史的、文化的意味についての本。 黒の服飾史河出書房新社 徳井淑子 Amazonアソシエイト まあ、表紙からもわかるように、主に西洋においての話だが。 そもそも西洋では色に対して複雑な感情を抱いてきたというか、自然の色や教会のステンドグラスのように色を称える一方で、自然の上にごてごてと多色使いで…
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最近熱い北欧ミステリから。

また注目の1冊。 1793 というこちら。 作者のニクラス・ナット・オ・ダーグのナット・オ・ダーグという名前は夜と昼という意味だそうで、本名なのだそうだ。何でもスウェーデンでは13世紀から続く由緒正しい貴族の名前だそうで。 その変わった名前の作者の高い評価を受けたデビュー作だが。 一応ミステリなので、さわりだけ紹介…
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そりゃ。

呪われたダイヤモンドと呼ばれても仕方がないこの来歴。 コ・イ・ヌール 美しきダイヤモンドの血塗られた歴史 というこちらの本。 タイトルそのまま、かつてインドやアフガニスタン、ペルシアの王たちを翻弄し、現在はイギリス王室所有のダイヤモンド「コ・イ・ヌール」のたどった歴史について書かれた本。 歴史上有名な、名前の付けられ…
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これは思わず。

タイトルを二度見どころか三度見するだろ。 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本 というこちらの本。 『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』。 あまりにも…
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このタイトルは。

まさにぴったり。 大英帝国は大食らい: イギリスとその帝国による植民地経営は、いかにして世界の食事をつくりあげたか河出書房新社 リジー・コリンガム Amazonアソシエイト というこちらの本。 『インドカレー伝』や『戦争と飢餓』で食という切り口から歴史を読み解いていったリジー・コリンガムが、大英帝国という世界帝国の…
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これは。

なかなかバリエーションと意外性に富んだ短編集。 ディオゲネス変奏曲 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)早川書房 陳 浩基 Amazonアソシエイト 何しろタイトルからして『ディオゲネス変奏曲』だものな。 収録作にはそれぞれ作者がイメージしたクラシックのタイトル&解説というかあとがき付きだし。 というこちら、大学…
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猫とホラー、ミステリって。

やはり相性がいい。 図書館司書と不死の猫東京創元社 リン・トラス Amazonアソシエイト というこちらの本。 イギリスの作家で文法書『パンクなパンダのパンクチュエーション』のリン・トラスによる小説。 「図書館」で「不死の猫」ときたら、これはもうある意味義務系では(笑)。表紙絵もそそるし。 で、内容はまあ、…
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なるほど確かに。

「とびきりヘンテコ、とびきり美味しい」、一風変わった物語。 ロイスと歌うパン種東京創元社 ロビン・スローン Amazonアソシエイト というこちらの本。 『ペナンブラ氏の24時間書店』のロビン・スローンの邦訳新刊。 原題は「Sourdough(サワードウ)』で、舞台となっているサンフランシスコの名物の酸味の強…
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ホームズというより。

ハードボイルドに近いんじゃないかな。 IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)早川書房 ジョー イデ Amazonアソシエイト というこちらの本。 新人賞三賞受賞・新たなるホームズとあるのだが、確かにミステリだし、主人公は頭が切れるし、作者もホームズファンで影響を受けたと言っているけど。 ミステリなのでネタバレはなる…
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