長かった。
シリーズ2の衝撃のラストから。
という、"Endeavour"シリーズ3。
ちなみにこのドラマは、コリン・デクスター原作のモース警部シリーズのモースの若い頃を描くというドラマ。
日本放送版の邦題に「新米刑事モース」とあるとおり、ここでのモースはシリーズ1で刑事になったばかりという新米で、階級も一番下の巡査。ちなみに繰り返しになるが、刑事というのはイギリスでも日本でも階級じゃありません。単に刑事部(日本だと捜査課かな)に所属して刑事事件の犯罪捜査を行なうという、所属というか種類を示すので、階級としては巡査(Constable)や巡査部長(Sergeant)になる。刑事の場合はその前にDetective を付ける。略してDCとかDSとか。その上がDI(Detective Inspector。警部補)。よく海外ものの翻訳で部長刑事とあるのはこのDS=階級が巡査部長の刑事ということ。ヒラのDCと区別するためだろうが。
で、このドラマはそもそも後年のDIのちDCI(Detective Chief Inspector。警部)になっているモースという原作があって、先に作られている+原作者のコリン・デクスターがただでさえがもうモース警部の映像化はさせない(モース警部を演じたジョン・ソウがあまりにもはまり役だった+ドラマも原作も最期までを描いているから)と言っているところへようやく許可が出たというものだから(だから代わりにスピン・オフで部下のルイスを主人公にしたシリーズが作られている)、なおさら原作を崩すようなことはしないはずだし、この設定をひっくり返すようなことは起こらないはず。なのだが。
しかし、とりあえず生きて警察官をやっていればあとはどんな目に遭わせてもいいというものではないだろう(笑)。
と、思えばシリーズ1の頃から、製作者にはそう言いたい気持ちは無きにしも非ずというかですね(ちなみにシリーズ1の感想はこちら→http://niyari-orbit-catseye.at.webry.info/201407/article_13.html )。
そしてシリーズ2ではラストに思わず、死にさえしななければなにをしてもいいとでもいうのか!? と阿鼻叫喚(ちなみにシリーズ2の感想はこちら→http://niyari-orbit-catseye.at.webry.info/201409/article_22.html )。ほら、あと、モースおよび後の「モース警部」シリーズに出ていてこの先いなくなることがないと確定しているキャラクター以外は何が起こるかわからない容赦のなさというかですね。
そこからまた、待つのが長かったんですよ。最近のドラマはシリーズラストでクリフハンガーで引っ張るのが流行なのか?
という紆余曲折の末、ようやくシリーズ3にたどり着いたわけだが。
ちなみにこちら、今度Wowow で放送するらしい(前半と後半に分けて)ので、一応ミステリなのでネタバレはしない方向で行くが、事前の知識は入れたくないという人は回れ右。
さらにちなみに、Wowow版はシリーズ1の前のパイロット版から通しでCase1~と番号を打っているので、シリーズ3はCase10 からとなると思うのだが、ここでは面倒なのでDVD準拠でシリーズ3の第1話からとしておく。
そのシリーズ3は、シリーズ1が1965年、シリーズ2が1966年を舞台にしていたので、年が明けて1967年が舞台。
第1話は"Ride"。1967年のイースター前後の春、オックスフォード近くのサイレント湖の近くで女性の遺体が発見される。その女性は車に何度もひかれた形跡があった。復帰してきたサーズディ警部補は早速その事件の捜査に取りかかる。一方モースはフラットから行方をくらまし、オックスフォード時代の友人の伝手でサイレント湖のほとりの小屋に身を隠すようにしていた。同じくオックスフォード時代の友人で、近くに屋敷を構えていた貴族のブルースに再会する一方で、同じくサイレント湖のほとりに屋敷を構える、カジノ経営者で金持ちのビクスビーと知り合い、パーティーに招待される。そこでブルースの妻ケイとビクスビーの間に何かあるのを感じ取るモース。ブルースとビクスビーがカードをめぐっていさかいを起こしたその夜、銃声が響き、駆けつけたモースはビクスビーの死体を発見する。
え~、ここからシリーズ2のラストにもちょっと触れますよ。まだ観ていないという方は回れ右か、このブロックを飛ばしてください。
シリーズ2のラストが1966年12月、このシリーズ3の第1話は、イースター前後の日付が出てくるので、イースターは毎年移動するが、フェア(定期市というか移動遊園地)をやっているし、水仙が咲いている場面もあるので、3月頃と。
で、シリーズ2のあの顛末については、さすがにどう見てもモースの犯行とするにはおかしいわけなのでなんとか容疑は晴れたらしいのだが、しかしさすがに警視長(ACC)まで絡んだ事件なので、事件自体は封印されるにしても、モースについてはどうやらまだ審理中で停職扱いになっているらしい。ついでに容疑の晴れるまでの間、1か月収監されていたようなので、それはまあ多少ヤサグレもするだろう(笑)。
しかし謎なのは、元のフラットにモースの名前がまだ残っているということは、まだそこと契約している? 家賃を払っているのか? サイレント湖の小屋は友人のよしみでタダで借りているにしても、食費をはじめ生活費はかかるはず。ついでに停職中なのに、給料は出ているのか? 貯金はなさそうだが(新人だし)、ちゃんとこれらをまかなえているのか? いくら1960年代はまだオックスフォードの地価も物価も今ほど高騰していないとはいえ。
あとサーズディ警部補にしても、12月~3月までの約3か月ほどで職場復帰しているというのはどうなのだろう。そんな軽いものでしたっけ? それとも第二次大戦に従軍していたサーズディは体の鍛え方が他とは違うのか?
そしてあんなことがあった後でどうして戻れるのかとサーズディに言うモースだが、そのモース自身もなんだかんだ言って刑事の血が騒ぐというのか、気持ちの整理がつかないだけですよね。死ななければなにをしてもいいのかという目に遭ったせいで(笑)。しかも新人2年目で。その間に、シリーズ1からの昇進試験仲間だったストレンジ巡査は昇進試験に受かって巡査部長になっているし。そんなモースを気にかけるサーズディ、やっぱりお父さんだ(笑)。いや、疑似親子みたいな関係ですよね。
しかしストレンジはともかく、ブライト署長も、モースが戻ってきてよかったと口にするのは、シリーズ1から比べるとなんという進歩。
そんなこんなで、モースがあらためて刑事に戻るという感じのこのエピソード、他にも原点に戻ってというのか、女好きな面とか(笑)。どちらかというと向こうから迫られている感じだったが。しかしモニカさんとはどうなったんですかね、ちゃんといろいろきちんとしたのだろうか。
それから、もしかしなくてもこのドラマはタイトル(原題の方ね)が本家のモース警部のシリーズ最大のネタバレをしているのだが。モースは自分のファーストネームを誰にも言いたがらず、後年になると上司すらも知らないという謎になっていたのだが、どうやら大学時代にもクリスチャン・ネーム(洗礼名)はないと言っていたらしい。これはモースの母親がクエーカー教徒で、モースも母親が生きているときにはクエーカーとして育てられたからというのもあるのだろうが、単にファースト・ネームを明かしたくないからというのもあったのかも。
ところでDVDには特典でメイキングと主要キャストのインタビューが収録されているのだが、その中で、本編ではみんなモースと呼んでいるにもかかわらず、こちらでは名前呼びで連呼しまくりで、モースがキレそうだと思ったり(笑)。
というわけで今日はこのあたりで。
という、"Endeavour"シリーズ3。
ちなみにこのドラマは、コリン・デクスター原作のモース警部シリーズのモースの若い頃を描くというドラマ。
日本放送版の邦題に「新米刑事モース」とあるとおり、ここでのモースはシリーズ1で刑事になったばかりという新米で、階級も一番下の巡査。ちなみに繰り返しになるが、刑事というのはイギリスでも日本でも階級じゃありません。単に刑事部(日本だと捜査課かな)に所属して刑事事件の犯罪捜査を行なうという、所属というか種類を示すので、階級としては巡査(Constable)や巡査部長(Sergeant)になる。刑事の場合はその前にDetective を付ける。略してDCとかDSとか。その上がDI(Detective Inspector。警部補)。よく海外ものの翻訳で部長刑事とあるのはこのDS=階級が巡査部長の刑事ということ。ヒラのDCと区別するためだろうが。
で、このドラマはそもそも後年のDIのちDCI(Detective Chief Inspector。警部)になっているモースという原作があって、先に作られている+原作者のコリン・デクスターがただでさえがもうモース警部の映像化はさせない(モース警部を演じたジョン・ソウがあまりにもはまり役だった+ドラマも原作も最期までを描いているから)と言っているところへようやく許可が出たというものだから(だから代わりにスピン・オフで部下のルイスを主人公にしたシリーズが作られている)、なおさら原作を崩すようなことはしないはずだし、この設定をひっくり返すようなことは起こらないはず。なのだが。
しかし、とりあえず生きて警察官をやっていればあとはどんな目に遭わせてもいいというものではないだろう(笑)。
と、思えばシリーズ1の頃から、製作者にはそう言いたい気持ちは無きにしも非ずというかですね(ちなみにシリーズ1の感想はこちら→http://niyari-orbit-catseye.at.webry.info/201407/article_13.html )。
そしてシリーズ2ではラストに思わず、死にさえしななければなにをしてもいいとでもいうのか!? と阿鼻叫喚(ちなみにシリーズ2の感想はこちら→http://niyari-orbit-catseye.at.webry.info/201409/article_22.html )。ほら、あと、モースおよび後の「モース警部」シリーズに出ていてこの先いなくなることがないと確定しているキャラクター以外は何が起こるかわからない容赦のなさというかですね。
そこからまた、待つのが長かったんですよ。最近のドラマはシリーズラストでクリフハンガーで引っ張るのが流行なのか?
という紆余曲折の末、ようやくシリーズ3にたどり着いたわけだが。
ちなみにこちら、今度Wowow で放送するらしい(前半と後半に分けて)ので、一応ミステリなのでネタバレはしない方向で行くが、事前の知識は入れたくないという人は回れ右。
さらにちなみに、Wowow版はシリーズ1の前のパイロット版から通しでCase1~と番号を打っているので、シリーズ3はCase10 からとなると思うのだが、ここでは面倒なのでDVD準拠でシリーズ3の第1話からとしておく。
そのシリーズ3は、シリーズ1が1965年、シリーズ2が1966年を舞台にしていたので、年が明けて1967年が舞台。
第1話は"Ride"。1967年のイースター前後の春、オックスフォード近くのサイレント湖の近くで女性の遺体が発見される。その女性は車に何度もひかれた形跡があった。復帰してきたサーズディ警部補は早速その事件の捜査に取りかかる。一方モースはフラットから行方をくらまし、オックスフォード時代の友人の伝手でサイレント湖のほとりの小屋に身を隠すようにしていた。同じくオックスフォード時代の友人で、近くに屋敷を構えていた貴族のブルースに再会する一方で、同じくサイレント湖のほとりに屋敷を構える、カジノ経営者で金持ちのビクスビーと知り合い、パーティーに招待される。そこでブルースの妻ケイとビクスビーの間に何かあるのを感じ取るモース。ブルースとビクスビーがカードをめぐっていさかいを起こしたその夜、銃声が響き、駆けつけたモースはビクスビーの死体を発見する。
え~、ここからシリーズ2のラストにもちょっと触れますよ。まだ観ていないという方は回れ右か、このブロックを飛ばしてください。
シリーズ2のラストが1966年12月、このシリーズ3の第1話は、イースター前後の日付が出てくるので、イースターは毎年移動するが、フェア(定期市というか移動遊園地)をやっているし、水仙が咲いている場面もあるので、3月頃と。
で、シリーズ2のあの顛末については、さすがにどう見てもモースの犯行とするにはおかしいわけなのでなんとか容疑は晴れたらしいのだが、しかしさすがに警視長(ACC)まで絡んだ事件なので、事件自体は封印されるにしても、モースについてはどうやらまだ審理中で停職扱いになっているらしい。ついでに容疑の晴れるまでの間、1か月収監されていたようなので、それはまあ多少ヤサグレもするだろう(笑)。
しかし謎なのは、元のフラットにモースの名前がまだ残っているということは、まだそこと契約している? 家賃を払っているのか? サイレント湖の小屋は友人のよしみでタダで借りているにしても、食費をはじめ生活費はかかるはず。ついでに停職中なのに、給料は出ているのか? 貯金はなさそうだが(新人だし)、ちゃんとこれらをまかなえているのか? いくら1960年代はまだオックスフォードの地価も物価も今ほど高騰していないとはいえ。
あとサーズディ警部補にしても、12月~3月までの約3か月ほどで職場復帰しているというのはどうなのだろう。そんな軽いものでしたっけ? それとも第二次大戦に従軍していたサーズディは体の鍛え方が他とは違うのか?
そしてあんなことがあった後でどうして戻れるのかとサーズディに言うモースだが、そのモース自身もなんだかんだ言って刑事の血が騒ぐというのか、気持ちの整理がつかないだけですよね。死ななければなにをしてもいいのかという目に遭ったせいで(笑)。しかも新人2年目で。その間に、シリーズ1からの昇進試験仲間だったストレンジ巡査は昇進試験に受かって巡査部長になっているし。そんなモースを気にかけるサーズディ、やっぱりお父さんだ(笑)。いや、疑似親子みたいな関係ですよね。
しかしストレンジはともかく、ブライト署長も、モースが戻ってきてよかったと口にするのは、シリーズ1から比べるとなんという進歩。
そんなこんなで、モースがあらためて刑事に戻るという感じのこのエピソード、他にも原点に戻ってというのか、女好きな面とか(笑)。どちらかというと向こうから迫られている感じだったが。しかしモニカさんとはどうなったんですかね、ちゃんといろいろきちんとしたのだろうか。
それから、もしかしなくてもこのドラマはタイトル(原題の方ね)が本家のモース警部のシリーズ最大のネタバレをしているのだが。モースは自分のファーストネームを誰にも言いたがらず、後年になると上司すらも知らないという謎になっていたのだが、どうやら大学時代にもクリスチャン・ネーム(洗礼名)はないと言っていたらしい。これはモースの母親がクエーカー教徒で、モースも母親が生きているときにはクエーカーとして育てられたからというのもあるのだろうが、単にファースト・ネームを明かしたくないからというのもあったのかも。
ところでDVDには特典でメイキングと主要キャストのインタビューが収録されているのだが、その中で、本編ではみんなモースと呼んでいるにもかかわらず、こちらでは名前呼びで連呼しまくりで、モースがキレそうだと思ったり(笑)。
というわけで今日はこのあたりで。

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