とりあえず年末で大掃除であちこちひっくり返したところで。
本日は当ブログの本その他今年のベストといってみようかと。まあ我ながら非常に偏っているし、ついでに「今年発売されたり公開されたもの」ではなくて、「私が今年読んだり観たりしたもの」ということになるのだが。
とりあえず本は、和書・洋書混合で、まずはノンフィクションからあげると。
宇宙理論物理学者による、今年のノーベル賞で話題のLHC実験を中心に据えて、その実験が目的としている最新の理論&宇宙物理学のトピックスから科学的思考まで、幅広く論じた本。
ちなみについ先日邦訳も出ました。こちら。
これは上のアメリカ版の表紙とカラーを合わせたのだろうか。私の持ってるのはイギリス版HCなのでデザインが違うのだけど。
ともあれ、邦訳も出たところで是非オススメの1冊。
あと、今年はこのブログでもたびたび触れていたけれど、何故か美術品市場が高騰しているというか、史上最高額が更新された年でもあった。というところで、
これは副題そのまんま、20世紀最大の絵画詐欺事件とされるものを、関係者らへの取材をもとに描き出したノンフィクション。タイトルにある来歴というのはその絵画や美術品がそれまでどこで売買されてどのコレクターの手を渡り歩いてきたかという記録で、言ってみればその絵画が本物であることを示す証明書みたいなもの。イギリスを舞台にしたこの事件では、自称物理学者を名乗る詐欺師が美術界の大物らを巻き込み、テート・ギャラリーのアーカイヴに侵入して来歴自体を書き換えて、ニセモノの絵を本物にしてしまったという。嘘が大きいほど人は信じてしまうというか、その詐欺師が言葉巧みにあらゆる人々を巻き込んでいく手口もさることながら、アートとは一体何かという問いを突き付ける事件でもあったというか。
それからフィクションでは、
面白いのだけど一言で紹介しにくい本というか、「ディケンズとマーヴィン・ピークにニール・スティーブンスンを足して、スチーム・パンクとロンドン・ノワールとエスピオナージを加えて、科学と哲学混じりの奇想とホラと一緒に大鍋にぶち込んでイギリス風に調理した何でもありの物語」と以前私書いてた。あらためて述べると長くなるので感想はこちら→http://niyari-orbit-catseye.at.webry.info/201303/article_17.html 。面白いです、オススメ。
それからもう1冊。
これは単体というよりシリーズでオススメというか。
『夜の写本師』にはじまる、ちょっと古代ローマを思わせる異世界を舞台に、色々な時代の魔道師たちが織りなすファンタジー。今のところ長編が3作に上記の短編集が1冊出ているのだが、一応「オーリエラントの魔道師たち」というシリーズになるらしい。そのタイトルの意味は今後明らかになるということなのだが。
で、タイトルに魔道師という言葉が登場しているので、何らかの魔術を使う人々が登場するのだが、その魔法が本を使うものだったり、大地の魔法だったり、あるいはもっとささやかな結び目を使うものだったり、いくつか種類が登場するのだけれど、どれもなかなか面白い。またこれらの魔術の使い手たちは、基本的に術を使うことで人々の闇を背負っているというスタンスで、伝説や世界観といい、文体も端正で話にぴったりだし、物語るというのはまさにこんな感じという。まだ文庫じゃなくてハードカバー(というかソフトカバーだけど)しか出ていないのだけど、ファンタジー好きの方、物語好きの方は必読のオススメ。
それから映画……は、今年あんまり観ていないというか、観ていることは観ているのだけど、特に海外の映画なんかは日本公開まで時差があったりして、その期間が長ければ長いほどネタバレを見てしまったり待ちくたびれたりなんだりで、観る前にお腹いっぱいになってしまったりしてですねえ。どっちかというと今年個人的には映画より、50周年で
↑こっちの方が盛り上がっていた(笑)。
イギリスの誇るギネス記録級のお化け番組で、ドクターと名乗るタイムロードという種族の宇宙人が、あらゆる時空を行き来できるTARDISに乗って、コンパニオンらと繰り広げるSFドラマ……と一言で言うとそういうことなのだろうけど、何だかそこに収まりきらないはみ出した部分が多すぎるというか、そこが魅力というかですね。ドクターは変人だし、TARDISは何故かイギリスの昔の電話ボックス(正確にはPolice Box )型だし。
まあこの50周年の前に、シリーズ7(の後半)も今年放送されたのだけど、そちらも大変面白かったので。ちょうど今「Doctor Who 」は、長らく日本では観られなかった11代目ドクターのシリーズ5以降が順次Hulu で配信中でもあるので、この機会に是非オススメ。いやもう、面白いですよ。
というわけで今日はこのあたりで。
とりあえず本は、和書・洋書混合で、まずはノンフィクションからあげると。
Knocking on Heaven's Door: How Physics and Scientific Thinking Illuminate the Universe and the Modern World
Ecco
Lisa Randall

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宇宙理論物理学者による、今年のノーベル賞で話題のLHC実験を中心に据えて、その実験が目的としている最新の理論&宇宙物理学のトピックスから科学的思考まで、幅広く論じた本。
ちなみについ先日邦訳も出ました。こちら。
これは上のアメリカ版の表紙とカラーを合わせたのだろうか。私の持ってるのはイギリス版HCなのでデザインが違うのだけど。
ともあれ、邦訳も出たところで是非オススメの1冊。
あと、今年はこのブログでもたびたび触れていたけれど、何故か美術品市場が高騰しているというか、史上最高額が更新された年でもあった。というところで、
これは副題そのまんま、20世紀最大の絵画詐欺事件とされるものを、関係者らへの取材をもとに描き出したノンフィクション。タイトルにある来歴というのはその絵画や美術品がそれまでどこで売買されてどのコレクターの手を渡り歩いてきたかという記録で、言ってみればその絵画が本物であることを示す証明書みたいなもの。イギリスを舞台にしたこの事件では、自称物理学者を名乗る詐欺師が美術界の大物らを巻き込み、テート・ギャラリーのアーカイヴに侵入して来歴自体を書き換えて、ニセモノの絵を本物にしてしまったという。嘘が大きいほど人は信じてしまうというか、その詐欺師が言葉巧みにあらゆる人々を巻き込んでいく手口もさることながら、アートとは一体何かという問いを突き付ける事件でもあったというか。
それからフィクションでは、
面白いのだけど一言で紹介しにくい本というか、「ディケンズとマーヴィン・ピークにニール・スティーブンスンを足して、スチーム・パンクとロンドン・ノワールとエスピオナージを加えて、科学と哲学混じりの奇想とホラと一緒に大鍋にぶち込んでイギリス風に調理した何でもありの物語」と以前私書いてた。あらためて述べると長くなるので感想はこちら→http://niyari-orbit-catseye.at.webry.info/201303/article_17.html 。面白いです、オススメ。
それからもう1冊。
これは単体というよりシリーズでオススメというか。
『夜の写本師』にはじまる、ちょっと古代ローマを思わせる異世界を舞台に、色々な時代の魔道師たちが織りなすファンタジー。今のところ長編が3作に上記の短編集が1冊出ているのだが、一応「オーリエラントの魔道師たち」というシリーズになるらしい。そのタイトルの意味は今後明らかになるということなのだが。
で、タイトルに魔道師という言葉が登場しているので、何らかの魔術を使う人々が登場するのだが、その魔法が本を使うものだったり、大地の魔法だったり、あるいはもっとささやかな結び目を使うものだったり、いくつか種類が登場するのだけれど、どれもなかなか面白い。またこれらの魔術の使い手たちは、基本的に術を使うことで人々の闇を背負っているというスタンスで、伝説や世界観といい、文体も端正で話にぴったりだし、物語るというのはまさにこんな感じという。まだ文庫じゃなくてハードカバー(というかソフトカバーだけど)しか出ていないのだけど、ファンタジー好きの方、物語好きの方は必読のオススメ。
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Pid
2013-12-10
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↑こっちの方が盛り上がっていた(笑)。
イギリスの誇るギネス記録級のお化け番組で、ドクターと名乗るタイムロードという種族の宇宙人が、あらゆる時空を行き来できるTARDISに乗って、コンパニオンらと繰り広げるSFドラマ……と一言で言うとそういうことなのだろうけど、何だかそこに収まりきらないはみ出した部分が多すぎるというか、そこが魅力というかですね。ドクターは変人だし、TARDISは何故かイギリスの昔の電話ボックス(正確にはPolice Box )型だし。
まあこの50周年の前に、シリーズ7(の後半)も今年放送されたのだけど、そちらも大変面白かったので。ちょうど今「Doctor Who 」は、長らく日本では観られなかった11代目ドクターのシリーズ5以降が順次Hulu で配信中でもあるので、この機会に是非オススメ。いやもう、面白いですよ。
というわけで今日はこのあたりで。






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