ここ数日また冷え込んで。

気温が一気に10℃も下がったり、霜注意報が出るくらいだったのだが、さすがにもうそろそろこの気温の乱高下もおしまいだろうかと(希望的観測)。ちなみに今日は予報ではまた一気に10℃くらい気温が上がるらしいのだけど。

という本日はそれとは全く関係のない、最近の話題から

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こちらのサンダルはインド独立運動の父、マハトマ・ガンディーが履いていたというサンダル
この他にガンディーがチャルカ(紡ぎ車)で自分で紡いで織ったショールなど、ガンディーゆかりの品々が今度シュロップシャーの競売商で競売にかけられることになったのだそうだ

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2321242/Gandhis-sandals-special-heel-heighten-5ft-4in-Indian-hero-emerge-sale.html

ちなみにガンディーといえば、

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こういうサンダル履きに布をまとったスタイルが有名だが(上の写真では真ん中ね)、これは当時インドを支配していたイギリスに対する「非暴力・不服従」運動の一環で。イギリスは18世紀後半から徐々に産業革命を推し進め、19世紀には「世界の工場」と呼ばれるほどの繁栄を築きあげるわけなのだが、その主力商品だったのが綿織物。ところが、その綿織物というのは元々イギリス(というかヨーロッパ)にはなく、イギリスが大航海時代以降インドに少しずつ進出していた際に知ったものだった。で、この綿織物というのがウール100%の毛織物や高価な絹織物に比べてなかなかいいというので売れ筋商品の気配を見せ始めたのだが、しかしそもそも原料の綿花自体も暖かい地方の植物なので、イギリスのような夏のない国(最近はそうでもないが)には自生していないし、育たない→だったらよそで作ればいい、というので例えば元植民地のアメリカ南部などで奴隷使用の大農場で作らせたりしていたのだが、もちろんインドでも植民地化を進めていく一方でどんどん綿花を栽培させた。ただし、メイド・イン・イギリスの綿製品を世界的に売るためには、オリジナルのインド製品が生き残っていてはまずい、というので(ちょっとあれな描写がありますので怖いのが嫌な方は2行ほど飛ばしてください)、伝統的なインドの綿織物の職人を捕まえてきて手首を切り落とすなどしてインドの綿産業を壊滅させ、19世紀後半に完全植民地化する頃までにはインドはイギリス綿製品の原料供給地に作りかえられてしまっていたと言ってもいい。

というイギリスの支配体制に反発して、ガンディーは自分で紡いだ綿の織物を身にまとっていたわけなのだが。
あと上の写真は、第一次大戦後にイギリスがインドに対する支配を強めた+戦後の不況のツケをインドに押し付ける形で塩を専売化したのに反対、海岸まで約1か月かけて行進し自ら塩を作ったという「塩の行進」の一場面ですね。そんなふうに暴力的な抗議活動に訴えるわけではないが、イギリスの支配には服従しないというのが非暴力・不服従。

そして今度オークションに出品されるというこのサンダルその他は、ちょうどそういった運動を展開していた1924年に親しいインドの友人にあげたものなのだという。これらの品々は代々家族に受け継がれてきたのだが、このたび売りに出すことにしたのだという。
ちなみにこのサンダル、イギリスの記事だからイギリスのサイズで8ということだよな。イギリスでサイズ8は、日本だと大体26.5センチくらい。まあガンディーの身長も5フィート4インチ(大体165センチをちょっと切るくらい)と記事にあるので、まあそんなものか。オークショニア側はこのサンダルだけで1万5000ポンド(1ポンド=今157円ほど(泣))以上の値をつけるのではと予想しているそうだ。いやでも、ガンディーだから、もうちょっと行くのでは。特に最近、オークションも価格が高騰気味だし(ものにもよるが)。

というわけで今日はこのあたりで。

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