そういえば今日は。

第二次世界大戦でドイツが降伏してヨーロッパ戦線が終結したVEデー(Victory in Europe Day )だ。というわけで本日は最近のイギリスから

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こちらは第二次世界大戦中のドイツ空軍の爆撃機、ドルニエ17。細長い機体から「空飛ぶ鉛筆」と呼ばれていたやつです。
というかイギリスと言いつつドイツの爆撃機じゃないか、というツッコミがここで入りそうな気がするが、大丈夫、ちゃんと一応イギリスの話になりますから(笑)このドルニエ爆撃機は第二次世界大戦(1939~45年)の初期、ヨーロッパが中立国以外はほぼ枢軸国(+不可侵条約を結んでいたソ連)の支配下に置かれてイギリスしか残っていないという1940年の、いわゆる「バトル・オブ・ブリテン」でもイギリスに飛来した爆撃機としても知られているのだが。
結果から行くとその「バトル・オブ・ブリテン」、飛行機の数では3分の1以下というくらい圧倒的に劣っていたイギリスが、ひそかに開発していたレーダーなどの新兵器や我々は断じて降伏しない精神その他を駆使して1700機ものドイツ機を撃墜しまくり、ドイツのイギリス侵攻作戦を断念させたわけだが(で、ここで放っておくと何をしでかすかわからないイギリス(事実に基づく褒め言葉)の息の根を止めなかったことがドイツの失敗その1)。

で、どうもその際に撃墜されたうちの1機ではないかというドルニエ爆撃機がケント州の海岸で見つかっていたのだが、このたびRAF(イギリス空軍)博物館が2年計画での引き揚げ・復元プロジェクトに着手したそうだ

http://www.bbc.co.uk/news/uk-22380915

そもそもこのドルニエは低空性能に優れていて、元々は偵察任務用だったのが爆撃機になったという経緯があるようで。それで、まあ爆撃機というのは元々戦闘機と戦闘するようには作られていないのだが(それは護衛についている戦闘機の仕事。この場合だとメッサーシュミットとか)、開発経緯の問題もあるのか、イギリス空軍がメッサーともどもやたら景気よく落としまくったせいか、どうも現物というのが今残っていないようなんですね。パーツの一部などは残っているようだが。
で、この場合市街地に落とすと大変なので、大抵はイギリス海峡で撃墜していたのだが、そのうちの1機がほぼ完全な形でケント沖に沈んでいるのが見つかったと。これが世界でも現存している唯一の機体だというので、RAF博物館が巨額の費用をかけて引き揚げ・復元計画を行なうことにしたのだという

というか、現存している機体ってなかったんですか。ランカスター(第二次大戦当時のイギリスの爆撃機)は今でも現役で飛んでるのに。どれだけイギリス(および連合国)が撃墜・破壊しまくっていたんだと。
それをイギリスが引き揚げて復元するというのも、何というのか奇妙な感じですね。イギリスらしいといえばイギリスらしいが。まあ「バトル・オブ・ブリテン」時に撃墜された機体と目されているので、「バトル・オブ・ブリテン」の資料といえば資料だけど。

というわけで今日はこのあたりで。

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