個人的洋書の法則。
PBが出るのを待とう→そのうち忘れてしまっている→そのうちに邦訳が出る、という。
この本"Physics of the Future" も、HCが出た時にチェックしていたのに、PBが出るまで待とうと思っていたらいつの間にかすっかり忘れてしまっていた次第。そして邦訳が出てしまったので、こうなるともう邦訳で読みますよ、という。
ちなみにこの本の著者、ミチオ・カク氏はひも理論の創始者の1人の有名な理論物理学者で、高校の時に自宅ガレージでポータブル粒子加速器を作ってみたというツワモノ。物理学者はその手の人が多いですよね(笑)。
その専門のひも理論関係の一般向けの本も書いているのだが、その他に
という、SFに登場するテレポーテーションやタイムトラベルなどの技術が物理学的見地から実現可能かどうかをわかりやすく論じてみたという本も書いている。
本書『2100年の科学ライフ』は『サイエンス・インポッシブル』の流れの本というか、『サイエンス~』がSF世界の技術が実現可能かどうかを論じたものであるのに対して、本書は300人を超える科学の最先端の現場で活躍する人々への取材などを通して、2100年=今世紀中に科学がどれだけ進歩して、どういった技術が実現可能化ということを論じている。
各テーマごとに現在から2030年までの近未来、そこから2070年までのちょっと先の未来、さらに2100までの遠い未来の3段階に分けてどのような技術がどのレベルまで進歩するか、あるいはしないのかというのを論じていて、扱われている分野はコンピュータや人工知能、バイオテクノロジーや医療、ナノテクノロジー、エネルギー、宇宙旅行など。コンピュータの小型化が進み、そのうちにコンピュータという形すらなくなって小さなチップになって至るところにあふれるようになるとか、バイオテクノロジーやナノテクノロジーが進んで難病の治療や長寿が実現するだろうという一方で、コンピュータが賢くなっても人間のように考えるロボットというのは生まれないだろうとか、宇宙旅行は容易には実現しないだろうとか、今の技術の延長線上で地に足のついた未来予測をしている。
で、この本はHCの原書が出たのが2011年なのだけど、早くも現時点で再生医療の分野では、この本では幹細胞を使った話をしていたが、iPS細胞で再生医療に向けて色々な前進があったし、仮想現実などの技術もちょっと進歩してますね。宇宙開発は予測通り停滞してますけど。
今最先端の科学の研究でどういったことが行なわれていて、この先どうなると思われるのか、その結果社会はどう変わるのかというのがよくわかって、面白かったです。オススメ。
2100年にこの予測がどこまで当たっているか、確かめたいところではあるのだが、さすがにそれまでは生きていないだろうな(笑)。
というわけで今日はこのあたりで。
この本"Physics of the Future" も、HCが出た時にチェックしていたのに、PBが出るまで待とうと思っていたらいつの間にかすっかり忘れてしまっていた次第。そして邦訳が出てしまったので、こうなるともう邦訳で読みますよ、という。
ちなみにこの本の著者、ミチオ・カク氏はひも理論の創始者の1人の有名な理論物理学者で、高校の時に自宅ガレージでポータブル粒子加速器を作ってみたというツワモノ。物理学者はその手の人が多いですよね(笑)。
その専門のひも理論関係の一般向けの本も書いているのだが、その他に
という、SFに登場するテレポーテーションやタイムトラベルなどの技術が物理学的見地から実現可能かどうかをわかりやすく論じてみたという本も書いている。
本書『2100年の科学ライフ』は『サイエンス・インポッシブル』の流れの本というか、『サイエンス~』がSF世界の技術が実現可能かどうかを論じたものであるのに対して、本書は300人を超える科学の最先端の現場で活躍する人々への取材などを通して、2100年=今世紀中に科学がどれだけ進歩して、どういった技術が実現可能化ということを論じている。
各テーマごとに現在から2030年までの近未来、そこから2070年までのちょっと先の未来、さらに2100までの遠い未来の3段階に分けてどのような技術がどのレベルまで進歩するか、あるいはしないのかというのを論じていて、扱われている分野はコンピュータや人工知能、バイオテクノロジーや医療、ナノテクノロジー、エネルギー、宇宙旅行など。コンピュータの小型化が進み、そのうちにコンピュータという形すらなくなって小さなチップになって至るところにあふれるようになるとか、バイオテクノロジーやナノテクノロジーが進んで難病の治療や長寿が実現するだろうという一方で、コンピュータが賢くなっても人間のように考えるロボットというのは生まれないだろうとか、宇宙旅行は容易には実現しないだろうとか、今の技術の延長線上で地に足のついた未来予測をしている。
で、この本はHCの原書が出たのが2011年なのだけど、早くも現時点で再生医療の分野では、この本では幹細胞を使った話をしていたが、iPS細胞で再生医療に向けて色々な前進があったし、仮想現実などの技術もちょっと進歩してますね。宇宙開発は予測通り停滞してますけど。
今最先端の科学の研究でどういったことが行なわれていて、この先どうなると思われるのか、その結果社会はどう変わるのかというのがよくわかって、面白かったです。オススメ。
2100年にこの予測がどこまで当たっているか、確かめたいところではあるのだが、さすがにそれまでは生きていないだろうな(笑)。
というわけで今日はこのあたりで。



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