そして本日は話が逸れる。

いやだって、美しい対称性の国に住んでいる数学者および物理学者ではなくて混沌の(主にイギリス人を中心に(笑))「何故だ!?」(笑)という歴史の国の住人なのでね(笑)。これでも一応当ブログは。

というわけで今日は最近の話題から×2
まず、先日から日本でも「日本を訪れる外国人に顔写真と指紋を登録させる」という制度が始まったらしいが
というか世界がそれほど危険になったのかどうか知らんが、そんなことまでやっているのはあとはアメリカだけじゃなかったかとということはそのアメリカとつるんでいるから狙われる危険があるということか? とばっちりもいいとこだ(笑))。ちなみに「こんなことを始めます」って国会とかでちゃんと話してましたっけ? あとマスコミもそんな法律ができますとか報道してましたっけ? 知らないうちにそんなことが始まったっぽい気がするのだが(笑)。役に立たない国会とマスコミだなあ(笑)

それと今朝のニュースで言ってたのだが、京都大学だかの研究チームがヒトの皮膚の細胞からES細胞を作るのに成功したという話
ちなみにES細胞「Embryonic Stem Cell」で日本語では胚性幹細胞とかいうらしいのだが(直訳だ(笑))。要するに、例えば人間の体は60億だかの細胞から成り立っているわけだが、その細胞は体のどの部分だろうがもちろん同じ遺伝子を持っているわけだ。もちろん60億の細胞は体の部位によって髪だったり爪だったり皮膚だったり内臓だったりと違っているわけだが、とりあえず遺伝子は同じというか、元をたどれば一個のタマゴ(というか受精卵)から発生してますからね。それが分裂して60億の細胞になろうが、全て遺伝子は(エラーがない限り)同じはず。逆に言えば発生初期の段階では、まだ60億もない細胞はそれぞれどの部分になるか決まっておらず、何にでもなれる可能性を持っているわけだ。という時期の細胞を取り出して培養したのが「ES細胞」というやつなのですがね。いったん皮膚や髪の毛と決まってしまった細胞は普通はもう他のものにはなれないのだが、ES細胞ならうまいこと誘導すれば、理屈の上ではどの細胞にでもなれるはずで(ただし実際にいろんな細胞を作るのは難しいらしいんですがね)、そうなると例えば事故や病気でどこかの内臓なり神経なりに損傷を負ってしまったという方に代わりにそうやってつくった組織を移植するという「再生医療」というのができるんじゃないか、というんですがね。
しかしこれにはいくつか問題があって、まずしつこいようだがES細胞って発生段階初期の、まだ分化していない細胞から作るのだが、そうなると材料はやはりその段階の受精卵や胚ということになる。一応不妊治療や体外受精なんかに使った受精卵の残りを使ったりとかしているらしいのだが、でもまあ人間の受精卵を使っていることにはかわりがないわけで、だからキリスト教右翼な今のアメリカ政権では「ES細胞の研究は禁止!!」とかいうことが言われているのだね。
あと、今は技術的な問題があって難しいのだが、仮に今あちこちの研究機関が持っているES細胞から実際に組織が作れたとしても、即再生医療にはならないのだね。というのも、この場合普通の臓器移植と同じで、他人の遺伝子を持った組織を移植することになるから拒絶反応はやはりあるんですね。
ところが上記の京大の場合には、人間の皮膚からES細胞を作ったということなので、その技術が確立されればそれぞれ個人の皮膚なりどこかの細胞からどの組織でも作れる万能なES細胞を作る→そうやって作った組織を本人に移植すれば、同じ遺伝子なので拒絶反応の心配もないということになるわけですね。ついでに受精卵を使うのどうのという倫理的な問題もないわけで。ということで「ノーベル賞ものだ」と言っていたが、確かに本当ならノーベル賞ものでしょうね。

というわけで今日はこのあたりで。
あ、そういえば今日はベルギーのシュールレアリストなマグリットのお誕生日だった(おいでませ蠍座同盟)。

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