あああ。

いや、ほんと、ちょっと。

Endeavour Series 7 [DVD-PAL 日本語無し](輸入版) -新米刑事モース〜オックスフォード事件簿〜 シーズン7-
Endeavour Series 7 [DVD-PAL 日本語無し](輸入版) -新米刑事モース〜オックスフォード事件簿〜 シーズン7-

というイギリスITV製作の、コリン・デクスター原作の『モース警部』が刑事になりたて(もう5年経つけど)の若いころを描いたドラマ”Endeavour”シリーズ7

とりあえずお約束で繰り返し言っておくと、このドラマ、衛星などでも放送されているし、レンタルも途中まで出ているはずなのだが確か途中で止まっているはずだったと思うし、どっちにしろシリーズ7まで行き着いてないはず。あとミステリなので一応ネタバレはしない方向で行くが、今回シリーズフィナーレなのでストーリー的にこれまでの話に触れることがあると思われるので、これから観るのを楽しみにしているという人は以下回れ右

という第3話は”Zenana”
第1話の引き船道での殺人事件は解決したかに思われていたのだが、再び犠牲者が出て、サーズディ警部はずっと疑っていた人物を証拠不十分のまま容疑者として逮捕する。しかしこの件をめぐってモースと対立してしまう。一方モースは『オックスフォード・メール』紙の編集長から聞かされた相次ぐ死亡事故について独自に捜査を進めていたところへ、大学で同じような事故が起こり、その現場に不信を抱いたことから疑いを深めていくが、サーズディには相手にされない。さらに容疑者拘留中に再び引き船道で事件が起こり。

いや、事件をめぐってサーズディとモースの意見が食い違うことならこれまでにも何度もあったわけなんですがね(というかそもそも最初からでは)。
はい、ちょっとネタバレというか、話の内容に触れますよ
しかし今回は、サーズディがずっとある人物を容疑者と見なして見張っていて、それなのにその人物から訴えると言われたことや、なによりモースにも言われて尾行をやめたそのときに事件が起こっていて、さらに被害者も以前その見張りをしていた際に見かけて危ないぞと注意したことのある人物だったため、もし自分が尾行を続けていたら、という思いもあったのだろうし、あとそもそもこの引き船道の事件では1話の時点からサーズディとモースは見解が食い違っていたというのもある。それがいろいろこじれたというかだな。

さらにモースはその1話からずっと女性問題を引きずっていて(またですよ(笑))、そこを実はサーズディに目撃されている(本人は気づいてない)。それでますますサーズディがモースに対して辛らつになっているのかもしれないし、モースはモースで最初からああいう小生意気な性格(笑)なので、売り言葉に買い言葉になるわな。このぎすぎすした関係はちょっと見ていて辛いというか、前のシリーズに戻りたい(笑)。

あとこのドラマ、コリン・デクスター原作の『モース警部』シリーズの前日譚ということになってるじゃないですか。
だからその本家モースに出てくるストレンジやデブリン医師はここでどうにかなることはないということはわかっているが、しかしこのドラマ、そもそも主人公のモースにしてからが、本家モースにつながるよう生きてりゃいいだろくらいの扱いというか、作中時間刑事になって5年で一体どれだけの目に遭ってきてるんだという扱いだし、他の本家モースに登場しない人々に至ってはもはや命があれば上等という扱いだし(別にこう言っても誇張じゃないだろう)(いや、命があってもわりとひどい目に遭うけど)。

それに今回も、はいネタバレ行きますよ、見たくない人はここ飛ばしてください
ブライト署長ーっ!!(涙)。
いや、無事です、生きているんだけど、命があればいいってものじゃなく(泣)。

しかも製作者が、若モースにこれほど影響を与えたサーズディが本家モースに登場せず、話にも出てこなかったのは何故かとか言ってるわけですよ
(そりゃこの若モースのシリーズが後から製作されているからではあるのだけど)。
こういう展開を見てきても不穏でしかないだろそんなの。

こういうもろもろの不安と不穏をてんこ盛りにして結局どういう結末になるのか? というあたりは、作中のサーズディ夫人の言葉を借りれば、とても言えない(笑)。是非その目で見ていただくとして。
とりあえず一つだけ言っておくと、ここで切るか。
一応事件は終わっているのだけど、もろもろのことを引きずったまま以下続く、しかもシリーズ8は一応製作は決定しているものの、ご存じのとおり今新型コロナのパンデミックでイギリスもすべてのドラマ製作がストップしているので、一体いつになるのか、そもそも製作されるかどうかも含めてわからない状態だしなあ。
まあ今回のシリーズが作られた時点ではまさかこんなことになるとは誰も予想できなかったわけではあるが。

で、あともうひとつネタバレ行きますよ。以下見たくない人は回れ右
今回のタイトル”Zenana”はインドやペルシャでの婦人部屋、俗語では娼館という意味があって。
で、今回モースが恋に落ちたヴィオレッタという女性だが、ヴェルディのオペラ『椿姫』のヒロインと同じ名前。多分これ、意図的になんじゃないかと思ったり。『椿姫』では高級娼婦のヒロインは主人公を愛しているけど彼のために誤解をあえてうけながら身をひく。このドラマのヴィオレッタも……ねえ。最後のシーンなんか、特に。
で、それもこれもまだ若くてちょっとナイーブなモースが本家モースになるための経験なのだとか、製作者本当にどんだけサディストというかだな。
まあヴィオレッタの旦那は、そりゃもう初登場のときからお前(ネタバレ防止のため伏字)だろって気はしてたけどさあ。

いや、シリーズ1から何て遠くに来てしまったんだというか、シリーズ1とか2の平穏なころに戻りたいというか(いやいや、2のラストが既にかなり外道だった(笑))。

ちなみにUK版DVDでは今回3話しかなかったからか、特典映像がいつもより多いかな? それで登場人物やその関係性についていろいろ語っている。

とりあえずみなさんの無事を祈りながらこれまでのお話を見返して気長に待ちますか、シリーズ8。

というわけで今日はこのあたりで。

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