新たな10年。

って、えっ?

PICT0569.JPG

というイギリスITV製作の、コリン・デクスター原作の『モース警部』が刑事になりたての若いころを描いたドラマ”Endeavour”シリーズ7
日本のアマゾンに現時点でなかったからとりあえず写真貼っておく。

とりあえずお約束で言っておくと、このドラマ、衛星などでも放送されているし、レンタルも途中まで出ているはずなのだが確か途中で止まっているはずだったと思うし、どっちにしろシリーズ7まで行き着いてないはずなので、これから観るのを楽しみにしているという人は以下は読んではいけない
さらに言えば、ミステリだからそっちのネタバレはしないとは言うものの、話の都合上前のシリーズ6までの話や展開については出てくる。なのでとにかくネタバレはイヤという人は回れ右

で、とりあえず前のシリーズ6が1969年の7月から秋、推定11月くらいまでにかけてだったのだが、シリーズ7は1970年1月からスタートするので、新たな10年の始まりだと。というか、それだけじゃなさそうなんですけどね

ともあれ第1話は”Oracle”
1970年が明けた新年早々、オックスフォードを流れる川沿いの引き船道(その昔川のなかの船を人や動物が引っ張って歩いた道。今は川沿いの道というか)でバーメイドの死体が発見される。サーズディはバーメイドの恋人の男を疑う。一方新年を休暇でヴェネツィアで過ごしたモースは、そこである女性と出会う。そのことを引きずりながらオックスフォードに戻ってきて捜査に加わるが、被害者の財布がなくなっていたことから、強盗の仕業だと主張する。一方事件について情報提供を呼び掛けるなか、オックスフォードのある研究所が浮上してくる。

というか、相変わらず女難の相が仕事をしているモース(笑)

それはさておき、タイトルの”Oracle”はそのまんまお告げという意味で、作中出てくる研究所が超能力研究をしているからなのだが。この時代は冷戦真っただ中で、アメリカやソ連も軍事研究として超能力研究をやっていたし。この研究所も政府の支援でそうした一環としてやっているっぽい。

あと1970年代と言えば、まだまだ女性差別が強かった時代で、オックスフォード大学でも女性研究者の地位は低かった。というか、元々オックスフォードって女子学生を長らく受け入れてなかったし、中世に神学研究からはじまった大学だからか聖職者と同じく教授とかも生涯独身・女人禁制みたいなところがあったりしたのだけど。この頃はさすがにそんなことはなかったとはいえ、やはり差別は公然と残っているわけで、あるいは現在まで残る問題というのでこのテーマを取り上げたのかな。とも思ったり。

しかしシリーズ6のラストでやっと警察組織の再編・統廃合問題でばらばらになった元オックスフォード市警カウリー署の面々が、テムズバレー警察キャッスルゲート署という鞘に収まったと思ったのに。
せっかくシリーズ6でのモースの口髭がそれを象徴するかのようにまたなくなったというのに、いろいろと不穏な雲行き。

まあ前のシリーズまでのブライト署長やサーズディ警部の家庭の問題は、そんな簡単に解決するようなものでもないのでそのままだし、だから完全に元のさやというわけでもないのだけど。

しかも、シリーズ6のラストでモースが車と新居を手に入れたわけだが。しかし家の方はまだイギリス人みんな大好きDIY中で、これがちゃんとしたところで多分本家モースにつながるんだろうなとか思うわけだけど、その本家モースに至るためには若モースには登場しているけど本家モースには登場していない人々が退場する必要があるわけで、何か製作者が、本家モースで(一応伏字)が登場しないどころか名前さえ出てこない(そりゃ若モースは本家モースの後に作られたオリジナルだし)のには理由があるとか不穏すぎること言っていて。この製作者、モースがとりあえず生きてればいいだろくらいに、これまで作中時間たった5年でこれだけいろいろある警察とか町っておかしいだろ、といういろいろな目に遭わせてきただけに、一体何をする気だ? と不安でしかない(笑)。新たな10年とか言われるとなおさら。シリーズ7は3話しかないのに(まあシリーズ5が大増量の6話だったから)。

あ、ちなみにこの第1話はモース役のショーン・エヴァンス氏が監督をしてます

そんなこんなでいろいろ不穏さや伏線を引っ張ったまま続く。
というわけで今日はこのあたりで。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント