とりあえず予告どおりに(笑)。
本日のバロサイ(Baroque Cycle)といきましょう。
バロサイ第一巻Quicksilver (Baroque Cycle 1)では、アメリカはニューイングランド(マサチューセッツなどピューリタンの作った植民地)に住んでいた主人公その1のダニエル・ウォーターハウスがイングランドへ久々に戻るシーンから始まり、そのままダニエルがニューイングランドへ渡る前の過去の回想へと突入。ケンブリッジでのニュートンとの出会いやロイヤル・ソサエティの面々、それからライプニッツのことなどを思い返しているわけですが。
"Hooke was a greater Natural Philosopher than he, but Hooke was busy rebuilding the city, and half-deranged with imaginary intrigues. Newton was also greater, but he was lost in Alchemy and poring over the Book of Revelation. Daniel had supposed that there might be an opportunity to slip between those two giants and make a name for himself. But now there was third giant. A giant who, like the others, was distracted by loss of his patron, and dreams of a free Commonwealth in Asia. But he would not be distracted forever.
It was funny in a painful way. God had given him the desire to be a great Natural Philosopher-then put him on earth in the midst of Newton, Hooke, and Leibniz."
ライプニッツと別れてから物思いにふけっているダニエル。
ニヤリ訳「フックは自分より偉大な自然哲学者だったが、町の再建に忙しく、そして存在しない陰謀の数々に半ば心をかき乱されていた。ニュートンもまた偉大だったが、錬金術と黙示録を読み解くことに没頭していた。ダニエルは彼ら二人の巨人の間に滑り込み、名を成す可能性があったかもしれないと考えてみた。しかしここに第三の巨人がいた。他の人々と同じように庇護者を失い、アジアの自由な共和制を夢想して思い悩む巨人だ。しかし永遠に思い悩んではいないだろう。
それは苦痛に満ちたやり方で奇妙だった。神は自分に偉大な自然哲学者になろうという望みを与えた―それから自分をニュートン、フック、ライプニッツの真ん中に置いたのだ」
あ、すみません、ロンドンは焼けてます(笑)。
フックが町の再建に忙しいというのはそういうことなんですが。存在しない陰謀うんぬんというのは、猜疑心が強いというのか、誰かが自分をはめようとしていると思ってるんですな(しかし後でニュートンが実際にやるということを考えると、あながち強迫観念とも言えないが)。しかしダニエル君もかわいそうというか、なまじ生真面目なピューリタンなだけに、それぞれに濃いこの三人と並べられたらそれはへこみますよ(笑)。
しかもニュートンは、フックとライプニッツのそれぞれにケンカ売ってますからね(フックの場合は向こうも同じくらいケンカを売っていると思うが)。ダニエル君がニューイングランドから戻ろうというこの時点ではフックはもうお亡くなりになっていますがね(意外な置き土産があったりするが)。それぞれダニエル君と関わりの深い三人でした。
というわけで今日はこのあたりで。
バロサイ第一巻
"Hooke was a greater Natural Philosopher than he, but Hooke was busy rebuilding the city, and half-deranged with imaginary intrigues. Newton was also greater, but he was lost in Alchemy and poring over the Book of Revelation. Daniel had supposed that there might be an opportunity to slip between those two giants and make a name for himself. But now there was third giant. A giant who, like the others, was distracted by loss of his patron, and dreams of a free Commonwealth in Asia. But he would not be distracted forever.
It was funny in a painful way. God had given him the desire to be a great Natural Philosopher-then put him on earth in the midst of Newton, Hooke, and Leibniz."
ライプニッツと別れてから物思いにふけっているダニエル。
ニヤリ訳「フックは自分より偉大な自然哲学者だったが、町の再建に忙しく、そして存在しない陰謀の数々に半ば心をかき乱されていた。ニュートンもまた偉大だったが、錬金術と黙示録を読み解くことに没頭していた。ダニエルは彼ら二人の巨人の間に滑り込み、名を成す可能性があったかもしれないと考えてみた。しかしここに第三の巨人がいた。他の人々と同じように庇護者を失い、アジアの自由な共和制を夢想して思い悩む巨人だ。しかし永遠に思い悩んではいないだろう。
それは苦痛に満ちたやり方で奇妙だった。神は自分に偉大な自然哲学者になろうという望みを与えた―それから自分をニュートン、フック、ライプニッツの真ん中に置いたのだ」
あ、すみません、ロンドンは焼けてます(笑)。
フックが町の再建に忙しいというのはそういうことなんですが。存在しない陰謀うんぬんというのは、猜疑心が強いというのか、誰かが自分をはめようとしていると思ってるんですな(しかし後でニュートンが実際にやるということを考えると、あながち強迫観念とも言えないが)。しかしダニエル君もかわいそうというか、なまじ生真面目なピューリタンなだけに、それぞれに濃いこの三人と並べられたらそれはへこみますよ(笑)。
しかもニュートンは、フックとライプニッツのそれぞれにケンカ売ってますからね(フックの場合は向こうも同じくらいケンカを売っていると思うが)。ダニエル君がニューイングランドから戻ろうというこの時点ではフックはもうお亡くなりになっていますがね(意外な置き土産があったりするが)。それぞれダニエル君と関わりの深い三人でした。
というわけで今日はこのあたりで。
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