まあ一応今日はやるか。

そういえば海の日って、わりと新しい休みだったような気がするが、最初から第三月曜だったっけ? 最初は20日と決まっていたような気がするのだが。

今日は全国的に梅雨前線だか大雨前線だかが停滞しているようで、大雨で大変な地方の皆様もいるだろうが、無事お過ごしください。私自身はグレン・グールドと同じで実はどんよりと曇った空とか雨の降る暗い空の方が好みなのだが。ちなみにグレン・グールドとは、宇宙人なピアニスト(本当かも(笑))。バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)の独特な演奏で知られているが。その独特の演奏も実は二種類あって、どっちも独特なのだがこちらは後の録音の方。多分これは一度はどこかで聞いたことがあるだろうと思う。雨の日の夜には意外と合うBGMでは、とも思うのだが、どうだろう。ミステリーとも意外と相性がいいというのか、いろんな作品の作中でお目にかかる曲でもある。ミステリー好きな方は一度BGMにしてみては。

というわけで今晩はゆっくりグールドと読書ということにして、早速第二次世界大戦へのカウントダウン。いろんな問題を残しながらもパリ講和会議が終わったところまでやった。しかし1920年代は意外にも、国際協調で何とかうまくいってた時代だった。それはヨーロッパでは、イタリアを初めとして早速ファシズムに走ってたり、あるいは逆に社会主義運動が起こったりしている地域があったし、アジア(この場合は中東も含む。ただし中国はどちらかというと例外。北伐と国共内戦という内輪もめをやっていた)を中心とした植民地では独立運動が活発化してたりと、それほど平穏な時代でもなかったのだが。しかし大国は、第一次大戦の直後なだけにもう戦争はしばらくいいや、という気分になっていたようだ。だからフランスが「賠償金払えやコラ!!」とドイツを恫喝しルール占領という暴挙をやれば、すぐさまアメリカが仲介に入って「それじゃアメリカが資金を援助してドイツを復興させるから、賠償金はその後ってことで」と話をつけ、その後ドイツに対しフランスとのラインラント国境画定と非武装を認めさせる代わりに国際連盟に加盟を認めたり、さらにイギリスとアメリカが「不戦条約」を結んで参加を呼びかけたりしていたその後どこへいっちゃったんだろう、この不戦条約(笑))。まあドイツの場合は、社会主義になりかけたという経緯があるのでアメリカも警戒したのだろう(この時期といい冷戦期といい今といい、アメリカは大の共産主義嫌い)。ちなみに第一次大戦末期のあのドイツ革命の時ですがね。「スパルタクス団」もといドイツ共産党がローザ・ルクセンブルクとカール・リープクネヒトの二人を中心に社会主義になりかけた。潰されて二人とも殺されたが、現在もベルリンの通りに名前が残っているそうだ。

そんな話はさておき、とりあえずこの国際協調路線、アメリカが支えているというのはわかるだろうか今とは大違い(笑))。まあイギリスは昔っから個人主義というか、みんなをまとめるとかそういうことはしない国だし(笑)、第一次大戦で人口を大分失っているからやや力も落ちているし。フランスやそのほかのヨーロッパ諸国は、戦場になってるしダメージ甚大。ということでまともなのがアメリカしか残っておらず、しかもこれらヨーロッパの国は、大戦後半になってくるにつれ、当時まだ大戦に参戦していなかったアメリカから戦費を借りていた。だからアメリカは戦後債権国としても力を持っていたということになるのだが。だからアメリカとしては、あまりドイツを締め付けたり、ヨーロッパの国が共倒れになったりするようなことになると借金の回収ができないので困る→だから国際協調にしておきたい、という思惑もあった。加えてこの時代、まともに産業がダメージを受けずに残っているのがアメリカくらいだったというので、輸出国としても力を伸ばし、アメリカはかつてない好景気に沸いた(そんな時代もあったんだねえ(笑))。「永遠の繁栄」とか「狂乱の20年代(ローリング・トゥエンティーズ)」などと呼ばれるこの時代はしかし、同時に「失われた世代」(by ガートルート・スタインだったかな)の時代でもあり(ヘミングウェイやフィッツジェラルドね)、若者たちは空虚感を抱え込んでパリで自堕落な生活を送ったりしていたいた。ついでに禁酒法の時代でもある。これは、アメリカというのは二重人格もどきの国というのか自由の国というのがある一方で、もともとはイギリスから追い出された過激派プロテスタントが作った国でもあるから非常に保守的な面も持ち合わせている。それが交互に顔を出したりするのだが。ところでこの時代、アメリカはずっと共和党が政権を握り続けていたアメリカの政党は共和党と民主党の二大政党制だが、どちらかというと共和党が保守的、民主党はリベラルである。そして共和党の支持基盤は主として金持ち連中なので、景気のいい時は大抵共和党が続くようになっているのだが(あるいは自由主義への反動が出てきた時とか)。まあそんなこんなで共和党のもと、移民法(アジア系移民を制限する)や禁酒法などの保守的政策もとられていた時期だった。

しかし、とここで問題です。
この時期のアメリカの主要産業は自動車や鉄鋼など、主に重工業である。しかしヨーロッパ、いやほぼ世界中の国は、かつてない規模で戦費のかかる大戦に巻き込まれて貧乏である。さて、この状況でアメリカ製の自動車はそんなに売れるだろうか?

というわけで答えはCMの後(違う(笑))。ではなくてまた明日。今日はこのあたりで。

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

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この記事へのコメント

bumpkin
2006年07月18日 18:55
CDはたいていヘッドフォンで聴くせいか、グールドの鼻歌(?)が気になって気になって(笑)。ゴールドベルグ変奏曲は聴いたことないですが、やっぱり歌ってるんでしょうか。
アメリカの自動車、かさばるし燃費は悪そうだし、売れないと思います…って、そういう話じゃない(笑)。
ニヤリ本舗@管理人
2006年07月18日 19:39
あ、本文に書くの忘れてましたが、「これはCDの異常ではありません」とただし書きされるピアニストもこの方くらいであろう(笑)。はい、歌ってます(笑)。アメ車が売れるか売れないかは、この後。
はまじま
2006年07月19日 22:56
私もグールド好きです(友人の影響大です)。音楽の趣味を聞かれたときとっさに「バッハ」と答えて、少し間をおいて「グールドのゴールドベルクがいいな」と答えています。これしか知らないのですが…。
ニヤリ本舗@管理人
2006年07月20日 20:07
かっこいい答え方ですね、はまじまさま。少し間を置くところがポイントですね。私も一度言ってみたい(笑)。私はゴールドベルクはグールド版しかしらないのですが、ある種異端な弾き方だそうで。しかしもうグールドにどっぷりつかっているので(笑)、正統なゴールドベルクがわかりません(笑)。

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