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昨日までは秋なのにやけに気温が高かったりしたのですが、今日から何だか急に12月並みに気温が下がると天気予報では言っていたり。それもまた極端な切り替えだ。ともあれみなさま風邪や新型インフルには気をつけてお過ごしください。 というわけで今日は最近の話題から。 まあしかし日本が寒いと言ったところで、北海道などの北部を別にすればまだ雪が降るほどでもないんですが、実は日本より緯度が高いところも多いアメリカあたりではもう既に結構雪が降っているところも多いらしいんですが。 で、昨日はハロウィンだったわけですが。起源がケルト起源とはいうものの本家のイギリスでは多分それより数日後のガイ・フォークスの方が今やメインと思われ、多分ハロウィンで浮かれ騒ぐのは主に植民地なアメリカの方だと思われるのですが(まあカボチャを使うのは明らかにアメリカの風習なんですが)。その浮かれ騒ぎの一環で何故かこの季節に雪の降ることも多いコロラド州のある町ではほぼ裸で頭にカボチャをかぶった人々の集団が走り回るという謎の習慣があるらしく、今年はそれを取り締まるために警察官が出動するとかしないとかという話になっているらしい。 というかそんなカボチャをかぶった集団が家の前を走り去って行ったりしたら、それはそれでびっくりするだろうなあ、いくらハロウィンでも(笑)。一度見てみたい気もするが(笑)。しかし他人事ながら、そんな雪が降って積もってるような気温でそんな恰好で走り回って大丈夫なんだろうかとも思うのだが。一体誰が最初にそんなことをやりだしたんでしょうかねえ。 それから11月に本気で稼働する気満々らしいCERNのLHCですが、冷却に引き続いてトンネル内に加速する粒子(この場合は陽子かな)の注入を始めたらしいですよ。 とりあえずここまでのプロセスでは今のところ壊れましたとか調子が悪いので中断しますという話はないので、このまま行けば本当に11月中に稼働しそうですねえ。その稼働した瞬間に壊れたということでもない限りは今度こそブラックホールを作っちゃうのだろうか(笑)。 そして読書習慣継続中なので本日の読了本。 原題は"Heavenly intrigue" すなわち天文学を巡って行なわれた陰謀というか策謀ですね。 ケプラーと言えばニュートンに先だっていわゆる「惑星運行の法則」=太陽中心のコペルニクス的宇宙の体系とその周りを巡る惑星の楕円軌道などを発見した天文学者で、ニュートンも自分がより遠くを見ることができたのは巨人の(すなわち先人たちの業績の)肩の上に乗っていたからだと言っていたりしたわけですが。ティコ・ブラーエはそのケプラーの師というか恩人にもあたるデンマーク貴族な天文学者で、あの奇想の神聖ローマ皇帝ルドルフ二世につかえていたという人ですが、この人は一説によれば変わった死に方をしたと言われてるんですね。晩餐会の席で中座するのを非礼だと思って座り続けていたら膀胱が破裂したとか、尿毒症になったとか。しかしこの本ではその説に異を唱え、ブラーエの死はケプラーの陰謀すなわち故殺だという説を展開している。 というか歴史の教科書なんかでさらっと習った程度の、ブラーエは若い頃決闘で鼻の一部が欠けたため生涯金と銀の付け鼻をしていたとか、データをまとめるのが苦手だったので弟子のケプラーに計算させていたとかいう知識だと当初何となくブラーエは血の気が多いたちで、ケプラーはそれに文句も言わずにつかえていた真面目な人かなというイメージだったんですが、後でもう少し掘り下げたものを読んだりするとこの人たちもニュートンと同じパターンというか、つまり子供向け伝記のようなイメージでは「科学の発展に貢献した大変偉い人です」と書かれているがそれは嘘じゃないけど他の大事なことを全部切り落として省いてるだろう、というパターンだったりしたわけですが(笑)。特にケプラーなんか、上の事実だけでは普通の科学者っぽいまともな人に見えるんですが、実のところはその神秘思想やら疑り深いちょっと破綻気味の人格まで変人ニュートンの先駆け・あるいはもっとひどい(えっ、あの変人ニュートンよりも!?(笑))タイプの人間だったし。まあ16世紀後半〜17世紀というこの時代に神秘思想やオカルトと全く縁のない純然たる科学者なんか存在してるはずがないんですが、むしろブラーエの方が、そりゃこの人も錬金術にのめりこんだりしてたようですが、まだまともな経験主義的な科学的思考の持ち主という感じを受けます。何しろ十代の頃から数十年に渡って天体の観察記録を付け続けて教会が説明しているようなアリストテレス的宇宙の体系はおかしいと唱えるような人なので。 で、そのブラーエの観察記録をブラーエの死後ケプラーが無断で使用したとか盗んだという話はわりと有名なんですが、この本ではそれが動機だったとして二人のたどってきた生い立ちや研究人生、いさかいなどを列挙し、最後にブラーエの遺髪から検出された大量の水銀という証拠を突き付けるとい推理小説ばりの展開をしている。個人的にはこれはケプラーの犯行じゃないかという説には同意しますねえ、この人ならやりかねんというあぶない感じがするんですよねケプラーって(笑)。そんなわけで大変面白かったんですが、しかし固有名詞のカタカナ表記がちょっと標準から外れていたりした部分があってちょっと引っかかりましたが。まあ別に間違いじゃないんですけどね。 というわけで今日はこのあたりで。 |
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